今も現存している 日本最古の紙は、正倉院にあります。
飛鳥時代702年の戸籍で
大宝二年 御野国 加毛群 半布里戸籍 (たいほうにねん みのこく かもぐん はにゅうりこせき)
といって、美濃紙に書かれている物です。
(岐阜県加茂郡富加町のホームページには、詳しい説明と写真が載っています)
手漉きの美濃紙が、そんなに古くからあり、記録として使用したものが、現存していることに驚きです。
美濃紙は、越前紙・土佐紙と並ぶ三大和紙のひとつで、障子紙・記録・書画に向いているからでしょうか
現代では、2014年に本美濃紙がユネスコの無形文化遺産に登録されています。
(本美濃紙は美濃紙の中でも、原料はこうぞのみ、漂白の禁止、板干し自然乾燥など、厳しい要件が定められて
いる最上級の手漉き和紙の事)
美濃市の本美濃紙ホームページが綺麗でわかりやすいのでおすすめです。